ウェイド・バンニーキルク|経歴と走り方(ランニングフォーム)の紹介

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プロフィール

氏名:ウェイド・バンニーキルク(Wayde Van Niekerk)
※ファンニーケルクと表記する場合もあり

生年月日:1992年7月15日

国籍:南アフリカ共和国

出身地:ケープタウン

所属:
Bellville Primary
Grey カレッジ
ザ・フリーステイト大学

身長:183cm
体重:72kg

自己記録

100m 9秒94
200m 19秒84
300m 30秒81
400m 43秒03

主な戦績
2010年 世界ジュニア200m4位
2011年 南アフリカ選手権200m優勝
2013年 ユニバーシアード4×400mリレー3位
2014年 コモンウェルスゲームズ400m3位
2015年 北京世界選手権400m優勝
2016年 リオデジャネイロオリンピック400m優勝
2017年 ロンドン世界選手権200m2位・400m優勝

2016年リオデジャネイロオリンピックで400mを制し、43.03の世界記録をマークしたウェイド・バンニーキルク選手です。史上初めて100m9秒台・200m19秒台・400m43秒台をコンプリートした選手でもあり、底が知れない実力を有しています。

1992年、彼は南アフリカのケープタウンで誕生します。ケープタウンはアフリカ有数の大都市であり、比較的治安も良く観光地としても人気のある場所です。
その街で彼は育ち、ジュニアスクール時代には従弟のチェスリン・コルビと共にラグビーに熱中しました。(ちなみにコルビはその後もラグビーを続け、リオデジャネイロ五輪7人制ラグビーで銅メダルを獲得しています。)

バンニーキルク選手の国際大会デビューは19歳の時、2010年世界ジュニア選手権200mでした。まだ陸上競技を始めて間もない頃でしたが、順調にラウンドを勝ち進み、決勝では自己ベスト21.02をマークし4位入賞を果たしています。(ちなみにこの時の優勝者は日本の飯塚翔太選手です。)
翌2011年は南アフリカ選手権200mで優勝し、自己ベストも20.57まで伸ばしています。

これまで200m専門の選手として活動してきたバンニーキルク選手。2012年からは新しく師事したコーチ、アンス・ボエタ氏に才能を見込まれ、400mに参戦を開始。同年の最高記録は46.43でした。

2013年にはロングスプリンターとして頭角を現し、南アフリカ選手権400mで優勝。ここで初めて45秒台をマークします。さらにその後転戦の中で自己ベストを45.09まで短縮し、ついに世界選手権参加標準記録を突破。初のシニア世界大会代表の座を勝ち取ります。
しかし南アフリカ王者として臨んだモスクワ世界選手権、結果は400m予選落ちに終わっています。

世界選手権での惨敗から一年。2014年は春から快進撃を見せます。4月には44.92をマークし、その後出場したニューヨークダイヤモンドリーグではラショーン・メリット選手に敗れたものの、44.38の南アフリカ記録を樹立しました。その後久しぶりに出場した200mでは20.19をマーク。
そしてコモンウェルスゲームズでは400m銅メダルを獲得。これが彼にとって国際大会初の個人でのメダル獲得となりました。

好調で迎えた2015年。彼の時代が到来します。
春先にいきなり43.96を叩き出し、自身の持つ南アフリカ記録を大幅に更新します。
満を持して迎えた北京世界選手権では、43.48をマークし圧勝。二着のラショーン・メリット選手も自己記録を更新する快走を見せましたが、それを上回る走りでした。

2016年。世界王者として臨むリオデジャネイロ五輪です。
予選、準決勝と力を温存し勝ち進みます。そして舞台は決勝。
キラニ・ジェームス選手、ラショーン・メリット選手と役者が揃う中、格の違う走りを見せます。ホームストレートにトップで入り、その後も後続を引き離し続け一着でフィニッシュ!記録はなんと43.03。あのマイケル・ジョンソン氏の世界記録を17年ぶりに更新し、金メダルを獲得しました。

2017年は春から様々な距離に挑戦。6月には100m9.94、200m19.84の自己記録をマークし、オストラバ・ゴールデン・スパイクでは300m30.81の世界最高記録を樹立。この種目でもマイケル・ジョンソン氏を上回りました。
ロンドン世界選手権では400mで連覇達成。二冠を狙い出場した200mではラミル・グリエフ選手に敗れ惜しくも2位に終わりました。


バンニーキルク選手のランニングフォームです。
身長183cm体重72kgと、ロングスプリンターとしては標準的な体型で、形体的に目立つ特徴もありません。
この動画は400mラストの局面ですが、正確なフォームを維持しています。400mランナーは苦しい局面になると、膝伸展に頼った上下動の多いキックをする傾向にありますが、彼の場合はそういったロスの多い動作は見られません。
100m9.94の爆発的なスプリント力を、大きくフォームを変える事無く400mに活かしています。以前藤光謙司選手が「本当に速い選手はどの距離を走っても速い」と発言していましたが、まさにその通りの選手です。


競技力ではウサイン・ボルト選手にも引けを取らない、まさに”怪物”です。今後は陸上界を背負う形になり、プレッシャーも一段と大きくなりますが、また夢のある走りを見せてほしいですね。

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