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サニブラウン・ハキーム|経歴と走り方(ランニングフォーム)の紹介

プロフィール

氏名:サニブラウン・アブデル・ハキーム(Abdul Hakim Sani Brown)

生年月日:1999年3月6日

出身地:福岡県

所属:
城西大学付属城西中学校
城西大学付属城西高校
フロリダ大学(予定)

身長:188cm
体重:74kg

自己記録

100m 10.05
200m 20.32

主な戦績
2013年  全日本中学校陸上競技選手権大会 100m3位 200m2位
2014年 全国高校総体陸上 200m2位
国民体育大会少年男子B 100m優勝
2015年 日本陸上競技選手権大会 100m・200m2位
世界ユース陸上競技選手権大会 100m・200m優勝
全国高校総体陸上 100m2位 200m優勝
世界陸上競技選手権大会 200m準決勝進出
2016年 休養
2017年 日本陸上競技選手権大会 100m・200m優勝


もはや日本で彼の名を知らない人はいないと思われます。日本短距離史上、最も潜在能力が高いスプリンターです。

ハキーム選手は1999年、ガーナ出身の父親と、ハードル種目でインターハイ出場経験がある明子さんとの間に生まれます。(ガーナといえば、ザカリ選手を思い出しますね。)
小学校3年生の時、母親の勧めもあり陸上競技を始めます。
その後も順調に成長し、中学時代は三年間で20㎝以上身長も伸びます。
競技力も同学年でトップクラスになり、三年時は全日中で100m3位、200m2位入賞を果たします。しかし、この時点ではまだ傑出した存在ではありませんでした。
彼が本格的に注目を集め始めたのは、高校進学後です。大躍進を見せ、インターハイでは一年生ながら200mで2位に入賞。そして秋の国体では、一学年下の<中学記録保持者>宮本大輔選手と直接対決し、圧勝。高1歴代最高となる10.45をマーク。

そして翌年、その名は世界中に轟く事になります。高校二年生に進級したサニブラウン選手は、春先から順調に記録を伸ばし、東京都総体陸上では前年のインターハイ100m覇者である大嶋健太選手を下し、10.30の自己ベストをマークします。また、6月の日本選手権では、100m・200mともに2位入賞を果たし、早くも国内トップクラスの地位を得ます。

そして迎えた世界ユース選手権。
100m10.28、200m20.34と、いずれも大会記録を樹立し圧勝。
とくに200mは、あのウサイン・ボルトがそれまで大会記録を保持していた事もあり、IAAF(世界陸上競技連盟)のホームページでも大々的に取り上げられました。(ちなみにこの記録は高校記録にもなります。桐生祥秀選手の記録が、二年しか持たないとは思っていませんでした)

快進撃は止まりません。8月には北京世界選手権に日本代表として出場し、見事に準決勝進出を果たします。予選で同走したジャスティン・ガトリン選手からも大絶賛。
17歳にして、ワールドクラスの実力者に成長しました。

高校三年時は春に怪我(左ハムストリングスの肉離れ)をしてしまい、日本選手権を欠場。リオジャネイロ五輪と世界ジュニア出場は断念となり、長期休養します。

一年の休養を経て、高校を卒業します。秋からはフロリダ大学(アメリカ)に留学を予定していますが、入学前からは指導を受けられないという事で、一時的に練習拠点をオランダ国立スポーツセンターに移し、名コーチであるレナ・レイダー氏の指導の下でトレーニングを積みます。
ここは世界中からトップ選手が集まる練習場で、三段跳び世界歴代二位の記録を持つクリスチャン・テイラー選手や、アダム・ジェミリ選手と練習をともにします。(コミュニケーションも英語で難なくこなせているとの事です。)
この経験が刺激となり、後の飛躍へとつながります。

2017年シーズン序盤こそ調子の波が大きかったものの、日本選手権でついに大ブレイク。予選から、100mでいきなり10.06をマーク。
そして日本選手権100m史上最高レベルの決勝レースを、圧勝。激しい雨の中、ほぼ無風の条件下で、10.05を叩き出します。
その後の200mも圧勝し、末續慎吾選手以来の二冠を達成しました。

サニブラウン選手の疾走フォームです。
まず目が行くのが、190cm近い長身に長い手足。
そして伊東浩司選手同様、四肢を大きく連動させ、とにかく動きが柔らかい。
胸椎を少し後弯させ、地面に覆いかぶさる特徴的な姿勢は、末續慎吾選手を彷彿とさせます。
2017年は、足の運びに改善が見られ、無駄のない前さばきができるようになりました。この点でも、かつての末續選手に類似しています。

「9秒代は通過点」と口にする選手は数多くいますが、彼は心からそう思っているのでしょう。10.0台に突入した時のインタビューでも、淡々とコメントしていたのが印象的でした。
彼は東京オリンピックで金メダルを狙える逸材です。
ぜひ今後に期待しましょう。

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