市川華菜のプロフィール
氏名
市川 華菜(いちかわ かな)
生年月日
1991年1月14日
出身地
愛知県豊田市
所属
豊田市立豊南中学校
岡崎城西高等学校
中京大学
ミズノ
身長
164cm
体重
49kg
自己記録
100m 11秒43
200m 23秒39
400m 53秒14
主な戦績
2007年 | 全国高校総体陸上4×100mリレー準決勝失格 |
2008年 | 全国高校総体陸上100m7位・200m4位・4×100mリレー予選敗退 日本ジュニア選手権100m7位・200m8位 |
2009年 | 日本陸上競技選手権200m8位 日本インカレ100m準決勝敗退・200m準決勝敗退・4×100mリレー予選敗退 日本ジュニア陸上競技選手権大会100m予選敗退・200m2位 |
2010年 | 日本陸上競技選手権200m5位 日本学生個人選手権200m優勝 世界ジュニア選手権200m8位 日本インカレ100m2位・200m2位・4×100mリレー4位 国民体育大会400m4位・4×100mリレー5位 日本ジュニア陸上競技選手権200m優勝 |
2011年 | 日本陸上競技選手権100m2位・200m2位 ユニバ―シアード100m二次予選敗退 |
2012年 | 日本陸上競技選手権大会100m予選・200m2位 ロンドンオリンピック4×100mリレー予選敗退 日本インカレ100m優勝・200m優勝・4×100mリレー優勝・4×400mリレー3位 国民体育大会100m3位・4×100mリレー2位 |
2013年 | 日本陸上競技選手権大会100m予選敗退 |
2014年 | 日本陸上競技選手権大会200m2位 仁川アジア大会4×100mリレー3位・4×400mリレー2位 国民体育大会100m3位・400m2位・4×100mリレー優勝 |
2015年 | 日本陸上競技選手権大会100m準決勝敗退・200m3位 国民体育大会100m7位・4×100mリレー6位 |
2016年 | 日本陸上競技選手権大会200m3位 |
2017年 | 日本陸上競技選手権大会100m優勝・200m優勝 |
市川華菜の経歴
大学二年時に世界ジュニア200mで8位入賞の快挙を達成し、さらに100m~400mまでこなせる事から逸材と目されていた市川華菜選手。ここ数年は競技力に安定感がありませんでしたが、2017年は絶好調。日本選手権では100m・200mの二冠を達成し、一躍脚光を浴びました。
小学生時代はバスケットボールや水泳に取り組んでいた市川選手。中学校に進学し部活の選択に悩んでいた所、母から陸上部を勧められた事をきっかけに競技を始めます。
中学時代は大きな成績を残していないものの、高校進学後は徐々に全国レベルの選手に成長し、三年時のインターハイでは100m7位・200m4位に入賞しています。
当時は高校で競技を終え、美容師になりたかったという市川選手。しかし実績を重ねるうちに競技の楽しさが深まっていき、大学でも続行する事を決意しました。
大学は実家から通える中京大学に進学。東海地方の強豪校で、短距離チームはかつての100m日本記録保持者青戸慎司氏がコーチを務めています。
陸上漬けの毎日を送る事になり、トレーニングの成果は早くも出現。一年時に200mで日本選手権8位・日本ジュニア2位入賞を果たしたのです。
二年時には女子初となる世界ジュニア200m決勝進出の偉業を達成。日本インカレでも100m・200mいずれも高橋萌木子選手に次ぐ2位入賞し、一躍学生トップクラスのランナーになりました。
三年生となる2011年にはさらに記録を伸ばします。春の織田記念では追い風2.6mの参考記録ながら100m11.28をマーク。公認記録でも11.43をマークし、さらに日本選手権では100m・200mともに2位に入賞します。
四年時にはロンドン五輪4×100mリレーに出場。予選敗退に終わりましたが、自身初のシニア世界大会を経験しました。また秋の日本インカレでは100m・200m・4×100mリレーの三冠を達成し、学生最強ランナーとして大学生活を終えます。
2013年、大学を卒業した後はミズノに就職。しかし、このシーズン以降は調子の波が目立つようになります。200mでは日本選手権2位に入賞する事もありましたが、福島千里選手とは大きな差があります。さらに100mでは予選や準決勝で姿を消すこともあり、学生の時ほどの輝きは見せる事はありませんでした。
しかし2017年は復調を見せ、布施スプリントで100m11.43の自己タイをマーク。その勢いのまま迎えた日本選手権では100m・200mの二冠を達成。200mは予選で23.39の自己ベストをマークし、全盛期の到来を感じさせました。福島千里選手が調子を落とした中での優勝だったため、まだエース交代とは呼べない状況ですが、しかし福島一強次代からは脱したと言えます。
市川華菜の走り方(ランニングフォーム)
市川選手のランニングフォームです。
福島選手とは対極的な走りで、手足を大きく動かし跳ねるように前進します。
パワーに優れたランナーで、あまり日本人女子には多くないタイプでもあります。
2017年シーズンは絶好調でした。次シーズン以降も調子を維持し、まずはリレーで世界大会出場を目指してほしいです。そのためにも11秒2~3を4人揃える事が望ましく、市川選手には先陣を切ってそのレベルに到達してもらいたいですね。応援しています!
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