中村水月のプロフィール
氏名
中村 水月(なかむら みづき)
生年月日
1996年3月22日
出身地
石川県
所属
石川県立小松商業高等学校
大阪成蹊大学
自己記録
100m 11秒57(関西学生記録)
200m 23秒66(関西学生記録)
主な戦績
2012年 | 日本ユース陸上競技選手権大会100m2位・200m優勝 |
2013年 | 世界ユース陸上競技選手権大会メドレーリレー3位 |
2014年 | 関西インカレ100m7位・4×100mリレー5位 日本学生陸上競技対校選手権大会200m7位・4×100mリレー6位 |
2015年 | 関西インカレ100m・200m・4×100mリレー優勝 日本インカレ100m2位・200m2位・4×100mリレー4位 日本陸上競技選手権大会100m7位・200m4位 |
2016年 | 関西インカレ100m5位・200m5位・4×100mリレー優勝 日本インカレ100m4位・200m3位・4×100mリレー優勝 |
2017年 | 関西インカレ100m・200m優勝 日本陸上競技選手権大会100m3位・200m3位 ユニバーシアード4×100mリレー3位 日本インカレ100m・200m・4×100mリレー優勝(三冠) |
中村水月の経歴
個人的に注目しており、女子スプリント界の次世代エース筆頭候補だと思っています。
まだ現役大学生の中村水月選手です。
彼女の世代は男女ともにレベルが高く、桐生祥秀・加藤修也・土井杏奈・前山美優選手など、スプリント黄金世代と呼んでも良いでしょう。
彼女が頭角を現したのは小松商業高校二年生の時。
秋に100m11秒90・11秒89と立て続けに石川県高校記録を更新し、その後行われた日本ユース選手権では100m2位・200m優勝を果たします。
この頃は土井杏南選手がロンドン五輪に出場した事もあり、そちらに話題が集中していましたが、私は中村選手の潜在能力の高さが印象に残りました。
高校三年時は怪我の影響もあり、総体路線は満足に結果を残せず。しかし世界ユース選手権ではメドレーリレーで銅メダルを獲得します。
高校卒業後は石川を離れ大阪成蹊大学に進学します。
大学進学後も成長を続け、二年時の関西インカレでは100m・200m・4×100mリレーの三冠を達成、日本選手権でも100m7位・200m4位に入賞を果たしました。
翌2016年は怪我の影響で低迷し、学生の大会でも順位を落とします。中村選手にとって少し苦しい時期が続きました。
しかし2017年は見事に復活。
関西インカレでは100m11秒57、200m23秒66の関西学生記録を樹立。日本選手権でも100m・200mともに3位入賞し、名実ともに国内トップクラスの選手に成長しました。
また、その後臨んだユニバーシアードでは4×100mリレーで銅メダルを獲得しています。
さらに帰国後疲労が残った中で迎えた日本インカレでは100m・200m・4×100mリレーをいずれも優勝し、三冠を達成。名実ともに学生ナンバー1の称号を手にし、学生生活を終えようとしています。
中村水月の走り方
中村選手のランニングフォームです。
このリズムで走れる日本人女子選手が、ようやく現れました。
身長が高く、手足も長い。そのうえ肩幅も大きく、まるで白人選手の様です。このタイプの完成形がダフネ・シパーズ選手でしょう。
走りはまだまだ粗削りで力も分散していますが、それでも11.5で走ってしまうのは本当に魅力的です。
レース後の弾けるような笑顔がとても印象的な選手です。肉体的なポテンシャルは福島千里選手に引けを取らないと思います(走りのタイプは正反対ですが)。
怪我には細心の注意を払い、長期計画で世界を目指してほしいと思います。
個人的には、ポスト福島候補筆頭です。
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