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クリスチャン・コールマン|経歴と走り方(ランニングフォーム)の紹介

プロフィール

氏名:クリスチャン・コールマン(Christian Coleman)

生年月日:1996年3月6日

出身地:アメリカジョージア州アトランタ

所属:
テネシー大学
NIKE ナイキ(プロ契約)

身長:175cm
体重:71kg

自己記録

60m6秒45
100m 9秒82
200m19秒85
300m33秒26
走幅跳7m15㎝

主な戦績
2007年 AAU National Championship走幅跳優勝
2014年 ジョージア州選手権100m優勝・200m優勝・走幅跳優勝
・4×100mリレー優勝
2015年 パンアメリカンジュニアゲームス100m3位
2016年 SEC Indoor Championships60m優勝・200m2位
全米選手権(五輪代表選考会)100m6位
NACAC Under-23 Championship4×100mリレー優勝
2017年 ロンドン世界選手権100m2位・4×100mリレー2位

ロンドン世界選手権で見事銀メダルを獲得したクリスチャン・コールマン選手。
日本ではあまり詳細な情報が報道されておらず、またロンドン世界陸上番組内での選手紹介では、アメフトから転向してきたぽっと出の選手?という謎の扱いを受けていました(日本版Wikipediaにもそのような記載がありますが…)。

彼はジョージア州アトランタに、両親であるセスとダフネのもとに生まれます。
彼は幼少期から陸上競技に取り組んでおり、2007年には11歳でAAU National Championshipに出場し、走り幅跳びで見事優勝します(この大会は100年以上続いているという歴史があり、アマチュアスポーツの全国大会のようなものです)。

その後も陸上競技を続け、高校ではスプリント種目にも参戦。高校三年時にはジョージア州選手権にて100m・200m・走幅跳・4×100mリレーいずれも優勝し、見事四冠に輝きました。
高校三年時の100m自己ベストは10.30で、この記録は2014年ジョージア州高校ランキング1位、全米高校ランキング5位に相当します。

また、高校時代はオフシーズンにアメリカンフットボールの大会にも参加し、ポジションはディフェンスバックかワイドレシーバーでした。日本のメディアはぽっと出のアメフト選手がすぐにトップスプリンターになったような報道をしていましたが、このように事実とは大きく異なるのです。高校時代にアメフトも兼任していただけで、彼は少年時代からまぎれもない陸上競技者です。どちらかと言えば、走り幅跳びからスプリント種目にコンバートした、という紹介が正しいと思います。

その後はテネシー大学スポーツマネジメント科に進学し、徐々にトップランナーへと成長します。大学二年時の2016年には全米選手権100mで6位入賞し、アメリカ代表まであと一歩の所まで来ます。
2017年は春先から絶好調。全米室内陸上競技選手権にて60m6秒45をマーク!そして6月に行われたNCAA track championshipsでは100m9.82を叩き出し、また200m予選では19.85を記録。一躍世界トップスプリンターの仲間入りを果たしました。
全米選手権では惜しくもジャスティン・ガトリンに敗れましたが、見事2位入賞しロンドン世界選手権代表の座を獲得しました。

そしてついに、2017年ロンドン世界選手権を迎えます。ウサイン・ボルトが引退レースと決めており、大注目の100mレース。
予選から絶好の仕上がりを見せ、この時点では優勝候補筆頭と思われました。準決勝はボルト選手と同走しましたが、前半から圧倒。後半は差を詰められますが、見事一着で決勝進出を果たします。
こうして迎えた決勝。ボルト選手は隣のレーンです。会場のボルテージは最高潮。
号砲が鳴り、準決勝同様に抜群の飛び出しを見せたコールマン選手。中盤からボルト選手も追い上げますが、少し差が大きい…。終盤まで粘り、僅差でボルト選手に先着したコールマン選手。悲願の世界タイトル獲得・・・したのは、さらに先着した大外のガトリン選手でした。結果、コールマン選手は銀メダル。しかしレース後のインタビューでは、とても満足した表情をしていました。

余談にはなりますが、2017年4月に行われたNFL Draftに参加し、40ヤード走で4.12という怪記録を叩き出しました。ヤードとは長さの単位で、1ヤード0.9144 mです。つまり、40ヤード=36.58m。
従来のNFL記録が4.22だったため、コールマン選手が大幅に更新してしまったのです。John Rossというプレイヤーが4.22の記録を保持していたのですが、アメリカでは「彼のほうがウサイン・ボルトより速いのでは?」という議論が頻繁に行われていました。しかし、コールマン選手が身も蓋もなく黙らせる結果になり、議論にピリオドが打たれました。


コールマン選手のランニングフォームです。かつてのティム・モンゴメリーを彷彿とさせる驚異の接地時間の短さを誇ります。また黒人選手としては珍しく、比較的膝を屈曲させた状態で接地します。足の軌道だけを見れば江里口匡史選手に近いかもしれません。
スタート時は上半身を大きく使い爆発的に飛び出します。ベンジョンソンのロケットスタートを想起させる身体の使い方です。後半の失速が少し大きいですが、そこさえ修正できれば…。9秒6台も期待できるのではないでしょうか。


今後100m戦線の中心人物になり得る逸材です。日本人選手が東京オリンピックで活躍を願うならば、避けては通れない名前になる事でしょう。

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